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日記、雑記、時々ペイント

百聞 can not win 一見(英検三級)

もう雪も降らないだろうということで、スタッドレスからノーマルタイヤへの交換のためにかかりつけディーラーへ行った。

ダイハツ車なのに三菱に行っているのは大人の事情というやつである。

現在ノーマルタイヤにはスチールホイール(タイヤを購入した際デフォルトで付いていたもの)を装着している。

その時は全く気にしていなかったが、去年の冬にスタッドレスを購入した際、それに付いていたアルミホイールを見て「何これカッコイイ!」と思った。その瞬間、ノーマルタイヤのホイールが滅茶苦茶ダサく見えるようになった。新しい世界を知ると自分の感性が変わってしまうのは恐ろしい。

「これに戻ってしまうのか……」と思ったので結局ノーマルタイヤのホイールもアルミへ変更。タイヤ交換を延期してホイール交換と同時に施工しようということになった。無職の財布にnダメージ(nは結構な大きさの自然数とする)。

そんなこんなでホイール交換の見積を作ってもらっている間、親と長い付き合いの店長にeKクロスEVの試乗を勧められた。なんでも試乗回数のノルマがあるらしく、あと一人乗せなければいけないらしい。客に言っていいのかそれは。

EV自体はCMもよく見るし、世界的に将来ガソリン車の製造が禁止になることもニュースで聞いていたが、加速や運転の感覚が特殊だと聞いていたので敬遠していた。

店長が「まあまあ、一度乗ってみればわかりますよ」と美味しんぼのようなアピールをしてくるので「物は試し」ということで乗ってみた。

結論から言うと、かなり気に入ってしまった。運転性能だけ見ればガソリン車に全く引けを取らない。

軽なのにターボ車と同じような加速力があり、アクセルを踏み込むと徐々にではなくグイッと加速するのがディモールト(非常に)素晴らしい。モードを変えると回生ブレーキが効くようになり、アクセルペダルだけで急コーナーを走破しつつ電力を回復するようになる。よくわからんがすごい仕組みである。

初めてなのにかなり乗りやすく、本当に百聞は一見に如かなかった。店に戻った時に海原雄山の如く「この車を作ったのは誰だぁっ!(誉め言葉)」と叫びたかった。

航続距離も街乗りとして使用するには全く問題なく、アウトランダーなどのPHEVならガソリンと合わせて約1000kmも移動できる。すごい時代になったものだ。

最新技術の集大成に乗ったせいか、帰りに自分の車に乗った時に凄まじい物足りなさを感じた。新しい世界を知ると自分の感性が(以下略)。

性能が高いぶんお値段もそれなり以上ということは分かるが、車を買い替える際にはEVも視野に入れるようになった。まだまだ先の話なので更に新しい車が発売されるとは思うが、とりあえずいい経験になった。