ホテルの予約を取った以上は雨が降ろうが知ったことか、ということで今朝の10時に家を出発した。
幸いにも実家のほうは雨が上がっていて、天気予報を見る限りでは前線が南下していたらしい。
前線が高気圧に押されている、文字通り気圧に気圧されているということだ(激ウマギャグ)。
高速道路では安全運転に安全運転を重ね、何台に追い抜かれようが常に左車線をキープ。
バックミラーに車の上部が映らないぐらい車間を詰めたり平然と100キロ前後出せるドライバーは凄いと思う。
自分は高速道路で車間距離を20mとっていても万が一の時に回避できる自信が無い。
そんなこんなで広島県に入ったあたりから雲行きが怪しくなり、約3時間かけて目的地に近づいた頃には雨がそれなりに降っていた。
今回の旅行は明日行く大和ミュージアムとは別に目的地があり、それが呉市にある音戸大橋である。
1000トン級の船舶が通過できるよう桁下23.5mという高さを確保した真紅の橋である。
狭い土地でこれだけの高さを稼ぐため、写真奥に見えるような螺旋道路を作っている。
当時では世界でも珍しいというか日本では初の形態で、正式には『2層半螺旋型高架橋』という。必殺技かな?
プラレールかミニ四駆の世界でしか見たことのない形状に半ば興奮しつつ駐車場でパシャリ。
隣の階段の先には音戸の瀬戸公園があるので、ついでに案内板をパシャリ。
案内板を調整中……どういうことなのかは分からない。
観光シーズンでもなく休日でもなく晴れでもないという条件が揃ったおかげか、人っ子一人いなかった。貸し切り状態というのはそれはそれで緊張する。
雨は車の外に出ている間は弱まり、写真を撮り終えたあたりでまた強くなった。
雨男から小雨男にジョブチェンジできそうである。