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日記、雑記、時々ペイント

破格のスケールでお送りしています

今日は待ちに待った大和ミュージアムへ飛び込んだ。アタック25の角のパネルぐらいの勢いで飛び込んだ。

時期が時期なのでお客さんは非常に少なかった。非常にラッキー。

入口前に鎮座していたのは実寸大の46㎝主砲。戦艦『陸奥』に搭載されていたものらしい。

先端の口径が46cmなのでまあデカい。ミュージアムに入る前から圧倒された。

中に入って受付で招待券を渡してから数歩進むと、1/10スケールの戦艦『大和』が待ち構えていた。

1/10でも十分デカい(分かりにくいギャグ)。全体をフレームに収めるだけでも一苦労である。

特徴的なバルバス・バウ(球状船首)やビルジキール(船の側面につける横揺れ防止の板)も当然再現され、「これの10倍サイズの艦が海に浮かんでたのか」と考えると、模型なのに威圧感が半端なかった。

ミュージアムは大和だけでなく呉鎮守府や工廠についても詳しく紹介されていて、そこで建造された他の戦艦や巡洋艦、潜航艇についてもそれぞれの模型と共に説明が書かれていた。

戦艦クラスになると、部品を締めるのに必要なスパナさえ規格外の大きさになる。

ホームセンターで大きい工具を見てキャッキャしてる自分も、ここまで来ると「えぇ……」という声しか出なかった。

砲身がデカけりゃ弾もデカいのは当たり前だが、やはり実物を見るとビビる。

自分の身長と変わらないサイズの徹甲弾や三式弾がずらりと並んでいた。

一番奥の25mm機銃弾でさえ、「こんなのが連射されるんだから、生身で受けたら肉片も残らんな」と思える見た目だった。

こういった技術の粋を眺めると多少の高揚感もあったりするが、やはり本質は戦争であるため、人間魚雷『回天』についての記述や神風特攻をした若き兵士達の手紙等を見ると、こみ上げるものがある。

戦争によって国の技術が飛躍的に向上するのは何とも皮肉なものである。

順路に従って一通り見終わると、ゴールにはお土産コーナー。

「海軍といったらカレーでしょ」という評判通り、ずらりと並んだカレー群。

艦艇ごとにレシピが違うため、カレーだけで何種類も楽しめる。

家へのお土産には間宮羊羹を買った。各艦への食糧補給を行っていた特務艦『間宮』は、海軍では知らぬ者のいない最高の艦だったという。

写真撮り忘れのため参考画像。

様々な艦のプラモも売ってあったが、自分は手先が壊滅的に不器用なので断念。

とはいえ、ミュージアムを見た後だとプラモを組み立てるのが好きな人の気持ちが分かった気がする。

艦これのキャラクターには艤装が記載されていて、史実の装備を細かく再現しているのが改めて分かって良かった。

今回はクラウドファンディングからミュージアムに行くことになったが、そのきっかけがゲームというのも不思議なものである。

艦これもブラウザゲームとして大台の10周年を迎えた。これからも無(理のない)課金で遊んでいこうと思った。