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日記、雑記、時々ペイント

まーるかいてハラスメント

少し前から『マルハラ』なる単語がネットで注目されていて、購読ブロガーさんも何人かこれについて記事を書いている。

「そもそもマルハラとは何ぞや」と思って調べたところ、どうやら「文章に句点(。)が付いていると威圧感を覚えて怖い。よってハラスメント」というものらしい。

news.yahoo.co.jp

何というか、「ここまで来たか」という感想しか出なかった。もはや自分には『ハラスメント認定』と『いちゃもん』の境界が分からない。

よりによって日本語を構成する句読点にまで魔の手が伸びるとは思わなかった。友達同士なら勝手にすればいいと思うが、自分としては「ビジネスの関係で絵文字は軽すぎるし、句点を付けないのもやっぱり軽い」という意味合いでマルを付けていたので驚きである。まあLINEでやりとりする時点で軽いと言えなくもないが。

そもそも句点に恐怖を覚える感覚が分からない。上司から「電話ください(怒ってないよ)」と送られる方がよっぽど怖いわ。

ネット上では「くだらない」「若者のメンタルは豆腐かよ」みたいな意見が多く見られた。個人的には「メンタル以前に公私は分けようぜ」という意見である。

LINEなどの軽いメッセージツールをコミュニケーションの土壌としてきた一部の若者は句点が嫌いなのかも知れないが、「自分が嫌だから相手がこっちに合わせろ」という主張は、何かしらの対価を用意しないと受け入れられないだろう。

しまいには熟語に威圧感を覚える『ジュクハラ』、漢字自体が硬くて怖い『カンハラ』にまで発展するのではないだろうか。

会社の人達とのLINEで「ぽんぽんぺいんでぴえん超えてぱおんまである」「シフト交代おけまる水産~」「あざまる水産よいちょまる~」なんてやり取りしたくないぞ。

最近はカウンターとして何でもかんでもハラスメント認定する世の中に抵抗を覚える『ハラスメントハラスメント』まで生まれつつある。何回も繰り返すのはプリンセスプリンセスかジョンソンエンドジョンソンぐらいでいい。