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日記、雑記、時々ペイント

夢を見る疲労

カメムシ退治に給料が出てほしいと思う無職である。

近頃は寝つきが良くないせいか、夢の中でまで痛みを感じることが増えてきた。

夢自体の内容はほとんど覚えていないが、大体最後は金縛りのように身体が動かない状態になり、まだ寝ていたいと思う本能に従うと急に耳が聞こえなくなる感覚に襲われ、無理に起きようとすると心臓が苦しくなる。

最終的に恐怖心やらなんやらで目が覚めて動悸が半端ないことになっている。

ネットで調べても相変わらず「ストレスでは?」で一蹴される。まあ体験している自分でも説明がしづらい嫌な感覚なので、検索窓に入力するにはもう少し言語化する必要がある。できればそんなものが分かる前にさっさと快適な朝を迎えたいものだ。

 

土日で新規の求人を吟味して月曜に紹介状を貰う流れにしたいところだが、ちょうど見つけた良さげな会社のHPを見たら会長がかなり政治色を出しててそっとブラウザバックした。これは入社後に教育(意味深)がありそう……。

この橋渡るべからず

とある動画サイトで偶然見つけたが、『Poly Bridge』というニュージーランド発のインディーゲームがある。現在は3まで制作されているということは人気なのだろう。

このゲームは『橋をかける』というコンセプトのもと、目的地まで車が渡れるよう物理演算に則って橋を建設するシミュレーションパズルゲームである。

プレイヤーのクリア条件は『壊れない強度の橋を作る』『決められた予算内に収める』の二つだけで、CADソフトのようなアプリケーション内で橋の部材と位置を決めた後、車を走らせたシミュレーション結果を測定する。

シンプルな背景に似合わずこの物理演算が割と本格的で、応力が橋のどの部分に多くかかっているか可視化されており、橋が壊れた場合はどの部分から壊れたかも教えてくれる。車の種類も豊富で、シンプルに重いダンプもあれば車高の低いリムジンもあって対策が必要になる。

橋は道路部分だけでは支えが無いためすぐ壊れてしまう。それを回避するため支持材を適切な角度で追加していく必要があるのだが、進めていくとだんだん現実の橋の構造に近くなっていく。

予算と強度の両立を追求していくうちに、現実の橋がいかに完璧なバランスで成り立っているかが分かるようになるらしい。トラス構造は偉大なり。

ステージを進めていくと、ただ対岸に車を通すだけでなく、水面を船が通ったり飛行機が超低空飛行してくるという条件が追加されていく。そこで橋自体をアーチ状にしたり、油圧を利用した跳ね橋を作って障害物を回避したり、という創意工夫が必要になる。

去年行った広島の音戸大橋。橋の形状はシンプルだが両岸の高さが違う上に船が通るため、対岸に螺旋道路を追加して高さを合わせている。美しい。

本格的なゲームだから最後まで真面目なのかと思いきや、予算や条件がどんどん厳しくなって途中から『行きはよいよい帰りは何も考えてねえ』橋を作ることになる。しまいにはジャンプ台が最適解というパターンもある。

まあその辺りは実際のゲームで見てほしいが、自分が一番好きなのはこのゲームのBGMである。

www.youtube.com

ゲームの緩い背景に合わせたアコギの牧歌的な音色が作業用・睡眠用BGMとして非常にいい。今もブログを書いている時はこのBGMを垂れ流している。

こんな穏やかな音楽を流しておきながらゲーム内では「ここの部材減らしてもいけるか……」と極限まで予算を削っているという、建設業界の闇が垣間見られる興味深いゲームだ。

ちなみに自分が一番好きな橋は、高速道路の上をよく走っている跨道橋である。「どこに繋がってるんだろう、誰が利用してるんだろう」と想像力を掻き立てられる。

あっちこっち

ハロワの求人が増えてるのはありがたいが、今まで見たことあるものばっかりで何とも言えない。

条件を色々と変えて検索してみると幅広い業種がヒットするものの、営業系は過去に精神をやられたのでキャンセルだ。

その他には倉庫作業や工場勤務などが結構あり、フォークリフトの作業者が不足しているように見える。聞くところによればフォークの免許は簡単に取れるというが、そういった職場の環境が自分の性格に合うとは思えない。

陰キャコミュ障なのでもっと大人しい会社希望です。

じゃあパソコンを主に使う会社がいいのかと言われると、プログラマーなどのITエンジニアは未経験であっても既に何かしらの言語を習得済であることが求められる。

たとえ『未経験歓迎』と書いていても、応募資格が広いというだけで採用されるかどうかは別問題である。ドラゴンボールで呼び出したシェンロンに「どんな願いも話だけは聞いてやる」と言われるようなものだ。

何度も書いている気がするが、結局「自分が何をしたいか」が決まっていないので職探しの軸が定まらない。現段階では「こういう仕事がしたい」ではなく「こういう働き方がしたい」という希望が浮かんでいるものの、その条件で検索しても仕事内容で躊躇しているのが現状である。

四の五の言ってられない立場であることは重々承知しているが、下の中の人間でも下の下を避けようとする権利はあると思う。

明日は一応目を付けた企業の応募状況を調べてみよう。

有為転変

せっかく咲き始めた桜を蹴散らすように大雨が降りだした。

毎年花見の時期は強めの雨が降っているような気がするが、気温の変化が大きいと大気が不安定になるので仕方ないのかも知れない。

どこかのニュースでは、早速退職代行を利用した新社会人達がいたらしい。本人達の中でどういう気持ちの変化があったかは分からないが、企業によってはそれが最適解の場合もあるので自分からは良いとも悪いとも言えない。新卒カードが無くなったのは痛いかも知れないが。

前職でも中途で入った社員が2日目で休んで3日目には親同伴で退職届を出してきたことがあった。社内では「最速記録かよ」とか「何しに来たんだ」みたいなことを言っている人もいたが、個人的には「初日でうちのヤバさに気づけるとかやるじゃん」と思っていた。

仮に辞めた人がおかしいのであればそんな人を面接で見抜けなかった役員に非があるし、そうでないなら「新人の視点でおかしいと思う要素が会社にある」ということなのだから反省点を探すべきである。ただ「新人がすぐ辞めた」だけで終わる会社はダメですわよ。

 

まあそんな感じでですね、会社を辞めた若者たちもですね、やっぱり就活しなくちゃいけません。実は日本全国、公共職業安定所というのは別の言葉でいうとハローワークです。

毎日毎日、掲示板で油を売ったり、あるいはカメムシの退治をしたりとか、あるいはしょうもないギャグを作ってる私と違って、基本的に皆様方は頭脳・知性の高い方たちです。ですから、それを磨く必要が……(以下略)

www.fnn.jp

うーん、全文読んでもやっぱり職業差別なんだよなぁ。自然と出るってことはもうナチュラルに見下してるってことなのよ。

知事を辞めるとか言って何度も撤回してるらしいけど、それが知性の高い人の言動なのかしら。

自分は早く無職を辞めたいです。はい。

許さんぞ虫けらめ

毎日カメムシの話ばっかで申し訳ない。でも毎日襲われるから仕方ない。

気温が高くなってよく分からない小さな虫も見るようになったが、やはりカメムシはおかしい。

まず何よりもカメムシには危機感が足りない。

一般的な虫はこっちが近づけば一目散に逃げたり飛び回ったりする。かの有名なGですら、人間に背を向けて暗所や狭所に身を隠そうとする。

しかしカメムシは自身が生物兵器である自覚を持っているのか、ギリギリまで近づいても動く素振りさえ見せない。

昨日トイレで見つけたやつに至っては、こっちが灯油トラップを準備しているのを横目に両前足で触角をいじっていた。その羽根は飾りかよ。いや飛ばないならそれが一番いいんだけども。

あの臭いを武器に「危なくなったらやっちまうぞ」というスタンスなのだろうが、カメムシもその臭いで失神してしまうのでなかなか発動せず、結局ガムテープや灯油トラップで捕まっている。ラストエリクサー症候群かな?

そしてカメムシのテンションは気温に左右されやすい。日中網戸の外側にくっついたカメムシをデコピンで弾くとすぐ飛んでいくのに、夕方以降はそのまま自由落下する。まあ落下の衝撃で臭いを出されては敵わんのだが。

家の中にいても、天井に張り付いてると思ったら急に力尽きて落下してくる。体力的に辛いなら早く移動しなさいよ。

他にも色々言いたいことはあるがとにかくもう出てこないでください。

 

今日はランドリーで待機している時に車の窓を開けていたら、強い風が吹くと同時に茶色い物体が隙間から飛び込んできてパニック状態になった。命からがら車外に出て自分の運転席を見てみたら、ただの茶色い葉っぱだった。

あまりにも心臓に悪かったのでその葉っぱに「ぶち〇すぞゴルァ!」とはしたない言葉を叫んでしまった。周りから見たら完全に不審者です、本当にありがとうございました。

エイプリルじゃなくてもフールな自分

新年度になった。気分的には新年度になってしまったと言ったほうが正しいか。

これで前年度は徹頭徹尾無職だったということになる。我が歴史に空白の一年が刻まれた。えらいこっちゃ。

そろそろ働けていないとまずいなぁという焦燥感が指数関数的に増大しているが、いかんせん惹かれる求人が少なく、やっと惹かれたと思って応募するも受からない。

ポケモンの対人戦で完全にパターンを読まれて受け流されてるようだ。暖簾に腕押し、ゴーストにとびひざげり、ひこうにじわれ……。

働いていた時に登録していたリクルートサイトを久しぶりに覗いてみたが、相変わらず頼んでもいないのにITエンジニアの求人をこれでもかと勧めてくる。あまりにも人手不足ということがよく分かるし、いい評判も聞かないのでそっとブラウザバックした。

ハロワのほうは、新しい月になったので紹介期限の切れた不人気求人達がこぞって更新されている。見た目は新鮮な求人がたくさん出たように思えるあたり、外観だけリフォームした築50年越えのアパートのようだ。

3月末で退職し、新年度から自分と同じ無職になって仕事を探す人は間違いなく多いだろう。つまり同じハロワで求人を探すライバルが増えたと言っても差し支えない。待遇の良い求人に対する競争率は以前より増すに違いない。

世間から見れば水面下だが、自分にとっては主戦場なのでますます頑張らねばならない。

無理なく一人暮らしできるお金が欲しい……。

不退転にもほどがある

先々週あたりから各局のドラマが最終回を迎えたが、今回のクールで色々と注目を浴びたのは間違いなく『不適切にもほどがある!』だろう。

自分はドラマに詳しいわけではないので「クドカンらしい脚本だわ」みたいな評価はできないが、今の時代で一番放送しにくいことを痛烈に表現しつつも要所のコミカルさで上手く丸めたような印象を受けた。

題材が題材なのでSNSでは賛否両論らしい。とはいえ、それだけ議論が白熱するということは、今というタイミングで放送したことは間違いではなかったんだと思う。

もちろんテレビという一方通行の媒体では『脚本の考える落としどころ』しか伝わらないが、別に視聴者の我々がそれを正しいと思う必要は無く、昭和と令和にそれぞれある快適さと息苦しさを理解していけばいい。

我が家では自分や兄の知らない昭和を生きている両親が昭和の価値観に共感していたり、自分達が令和の価値観を説明したり色々と意見交換ができるドラマだった。

今の時代は『多様性』を重視している。「人それぞれ考えは違いますよ」ということ自体は間違っていないが、その考え全てが正解と言い出すとおかしくなる。世の中には『多様性を認めない人』だっているが、それを認めないのは多様性に反することになる。

誰もが発信できる世の中になった一方で、こうした新しい価値観を広げる動きも『世界を良くする本心からの行動』なのか『金銭や自分のために綺麗事を吐く上っ面だけの行動』なのか分からなくなってきている。

「生き残るのは『真実』だけだ・・・。真実から出た『誠の行動』は決して滅びはしない。あんたは果たして滅びずにいられるのかな?ボス・・・」

いつの間にかジョルノ・ジョバァーナになっていたが、とりあえずドラマは面白かったです、はい。