31から始めるブログ

日記、雑記、時々ペイント

依存は良くないぞん(渾身)

以前「オータニさんに関するニュースを連日流しすぎ」的な記事を書いたが、今は違う意味でまた取り上げられている。通訳を務めていた水原一平氏が海外の違法賭博で多額の借金を抱え、大谷自身の口座からお金を盗んでいたらしい。

ニュースで報道されている彼の行動を見る限りでも、一平氏はかなりの依存症だと分かる。自分以外のお金に手を出して雪だるま式に借金が膨れ上がるのは典型的とも言えよう。

ニュースに対するコメントには「メジャーリーガーの通訳という新鮮な経験ができてるのになぜギャンブルなんてするのか」という至極真っ当な指摘があったが、ギャンブルに限らず『依存症』はそういった普通の考えすらできなくなるぐらいハマってしまうものである。

クレプトマニアという依存症になると、お金に困っていなくても盗難のスリルを求めてスーパー等で万引きをするようになる。何かしらの成功体験(その善悪に関わらず)が引き金となって大量のドーパミンが出てしまうと、そう簡単には戻れない。

特にギャンブルに関しては、知識を得ずとも運さえあれば短時間でお金が増えるので「コスパがいい」と非常に錯覚しやすい。パチンコやスロットをする自分にとっては、賭け金が青天井の競馬や競艇などが国営ギャンブルとして認められてるのが不思議でならない。

作家の菊池寛は「ギャンブルは、絶対使っちゃいけないお金に手を付けてからが本当の勝負だ」という名言(迷言?)を遺しているが、そういう極限状態で勝った時のドーパミンがどれだけ多いかを物語っていると思う。

とはいえ菊池寛本人は「約束は必ず守りたい。人間が約束を守らなくなると社会生活はできなくなるからだ」とも言っているので、まあ末期とまではいかないのかも知れない。執筆活動の楽しさもあったからだろうか。ギャンブル依存症は無趣味の人も多い。

今回の事件は決して他人事ではないので、また働き出してお金に余裕ができたらしっかり貯金計画を立てていきたい。