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日記、雑記、時々ペイント

筋力の変わらないただ一人の無職

一日の中で「寒い」と感じる時間が増えたため、自分が実家に持ち帰っていたダイソンのホット&クールを部屋に置いてみた。

ダイソンと言えば最初は10年以上前に掃除機が販売されていたが、『吸引力の変わらないただ一つの掃除機』というキャッチコピーに釣られた親が買ったものの、とんでもない駆動音の大きさだったので自分はダイソン製品自体を敬遠していた。

今となっては吸引力が強くて変わらない掃除機が各メーカーから出されてるせいかキャッチコピーも見なくなってしまった気がする。

敬遠していたのに手元にあるのは、実は社会人になって行っていたパチンコ屋でのファン感謝デーのくじ引き(基本ハズレかヤクルト1本のしょうもない祭)で1等が当たり、その景品がホット&クールだったからである。

当時は店頭価格が3万円強だったので即売ってしまおうかと思ったが、物は試しということで脱衣場で使ってみたら快適だったので保管していた。実家に帰ってから親に「あんたダイソンは嫌いじゃなかったの?」と言われ、慌てて「そろそろダイソンも変わったかなと期待して買ってみた」と謎の立場からのコメントをしてしまった。

このホット&クールは送風機のくせに羽根の無い特殊な形をしているが、未だにどういう原理で風が送られているのか分からない。

まあ部屋が暖かくなるなら何でもいいやと思ってしばらく運転させていたが、差していたプラグと延長コードが熱くなっていたので慌てて引っこ抜いた。コードの注意書きを見ると、「延長コードに差さないでください」「直接コンセントに差してください」などと書かれていた。

本体を調べると単品で1200Wも電力を消費するので、大体1500Wを上限とする家庭用延長コードでは負荷が大きすぎる。大きな力には大きな代償がつきものということか。

部屋の端にあるコンセントを要求する割に本体のコードがさほど長くないのはいかがなものかと思いながらも、火事になりたくはないので大人しく繋ぎ直してスイッチオン。

プラグの温度も下がり、安心して部屋がぽかぽかになった。ダイソンはいいぞ(ダイソンのマーケティング、略してダイマ)。