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日記、雑記、時々ペイント

目がサメる名作

今週のお題「名作」

2回目のサメ映画レビューとか自分でも信じられないぜ!ちなみに前回はロボシャークvsネイビーシールズ

hamu-oh.hatenablog.com

昨日はBSで『シャークネード』の1と2が放送されていたので夕飯がてら観ていた。サメシリーズの例に漏れず、ツッコミどころ満載で面白かった。

自然現象である竜巻が起こるのは分かる。すげーよく分かる。それによってサメが巻き上がるのもまだ分かる。現実にも竜巻で巻き上げられた魚などが降ってくる『ファフロツキーズ現象』というものがある。

しかしサメがその突風に乗って人を襲うのはおかしい。しかも風の向きも勢いもランダムのはずなのに、大体ピンポイントで顔を狙ってくる。FPSに欲しいエイム能力だ。

主人公は絶大な主人公補正によって被害を受けない。主人公に近い人物も補正によってギリギリ腕か脚を嚙みちぎられる程度で済むか、あるいは丸呑みされても生きている。主人公補正がかからない一般ピーポーは顔を一発で持ってかれる。とにかく主要人物以外の命が軽すぎる。

登場人物の言動とカメラワークから「あっ、この人そろそろ死にそうだな」というのが何となく分かってしまうのが悔しい。この辺はコナンとか金田一よりも分かりやすいと思う。

愚かにも主人公を狙ってくるサメは、クレー射撃のようにピストルで次々に撃ち落とされたり手斧を投げつけられて死ぬ。そもそも陸上に打ち上げられた時点でいずれ死ぬのに人を襲ってどうすんねんというツッコミは置いておく。

また、シャークネードの世界では主人公のチェーンソーが最終兵器になる。1も2も、『まっすぐ突っ込んでくるサメをその場で正面から真っ二つにする』シーンと『まっすぐ突っ込んでくるサメにチェーンソーを構えて自分ごと突っ込んで腹を突き破る』シーンが目玉になっている。主人公は至って真面目なので笑っちゃいけないが笑ってしまう。

『シャークネード』シリーズは6作まで続いた人気作品である。ちなみに6のサブタイトルは『ラストチェーンソー』。最後までチェーンソーを推していくスタイル、嫌いじゃない。もはやジェイソンを超えたと言っても過言ではない。

主人公は固定なので行くとこ行くとこシャークネードが発生するが、しっかり生き残って世界を守る。見方を変えればジェラルドバトラー主演の名作『エンドオブ』シリーズと同レベルとも言えよう。

元々自分はホラーやスプラッター映画が苦手だが、このシリーズは人が襲われるシーンで「ひぃっ!」よりも「なんでやねん!」という声が出る。手軽に陣内智則になれる映画と考えていいと思う。

改めてお題を確認したが、名作なのは間違いない。決して迷作ではないので是非観てほしい。

作品内の天気予報で『雨のちサメ』みたいな絵があったのは笑った。