車に乗った時にふと総走行距離を見たら戦慄した。
イヤアアァァと思ったけど、この瞬間だけ自分を英語圏の人間と思い込むことで回避した。オーケー、アイアムハムキング。アイハブノージョブズ。
ちなみに中国や韓国でも4は忌み数とされ、海外では主に13がそれにあたる。4に関しては発音を、13に関しては神話をルーツとしているが、同じ人間なのに忌み数が違う時点で説得力が無いなぁと思ったりする。
結局何かしらの数字を縁起の悪いものとすることで利益を得る小賢しい者がどの時代にもいたんだろう。様々な事象が科学的に証明された現代であっても占いが一定の人気を得ているあたり、人は何かに縋りたいものなんだなと思う。新興宗教や詐欺、あるいは陰謀論が無くならないわけだ。
極端な話、数字の『4』が『死』と同じ発音だから避けると言い出したら、丁寧語の『です』も英語の『death(死)』と同じなのだから、日本のグローバル化に伴って排除する流れが起きてもおかしくない。だがいつまで経ってもそんな動きが無いということは、日本人はそこまで避ける気が無いということなのだろう。
しかしアパートの部屋番号などは律儀に4や9を避けるため、仕事や部屋探しで「5部屋の5号室なのに角部屋じゃないんかい」ということがよく起こる。
ゲンを担ぐのはいいけど所詮は言葉遊びよ。気にせず毎日をいい日にしよう。
とか言ってたら映画『学校の怪談』で4時44分に時計が止まったシーンを思い出したから早く寝よう。恐ろしや恐ろしや。(言葉遊びに踊らされる無職)
