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日記、雑記、時々ペイント

陸の孤島

遅延に遅延を重ねた道路工事が本格化し、いよいよ昨日から我が家に重機の魔の手が襲い掛かってきた。

元々実家の前には2m近い幅の用水路と中央線の無い6m道路が走っていたが、近隣の開発に伴って交通量が増えてきたため、用水路を埋めて道路拡張をするようになった。

我が家も含め、この用水路に面していた家々は今まで玄関や車庫の前にコンクリートの橋を作り、道路使用料を支払っていた。それが無くなるので金銭的には浮くのだが、自分が実家に帰ったので現在は車が橋、つまり用水路の上まではみ出している。

どうしても避けられないので親が業者に相談したところ、上手いことやってもらえるようになったらしい。実際どうなるのかはよく分からない。

部屋でパソコンをつついていると、コンクリートを壊すためのブレーカーを装着した重機が地面をガンガン打ち抜き、地震と勘違いするような揺れと甲高い破壊音に襲われる。

しかし、はたらくくるまはカッコイイ。戦隊モノの巨大ロボというか、武骨なデザインがたまらねえ。

工事している場所は片側交互通行になるが、今はちょうど我が家の橋を壊しているので、家を挟んで誘導員が左右に立っている。これから2週間以上は家から車の出入りができないため、30mほど離れたご近所の元タクシー会社の駐車場に停めさせてもらっている。こういう時に近所付き合いの大切さを痛感するぜ。

さほど遠くないとはいえ、日課のコインランドリーに行く時は毎回カゴを持って業者の間を縫っていかなければならない。職人や誘導員が挨拶をした後に「歩行者一名通りま~す!」と大声で通知されるのは少々気恥ずかしい。

ここで厄介なのが、ランドリーが家の西、駐車場が家の東にあるので、『家から駐車場に向かう→車に乗ってランドリーに向かう→30分後ランドリーから駐車場に戻る→駐車場から家に戻る』という流れだけで計4回工事現場を通らなければならない。

何回もやってたら顔も車のナンバーも覚えられるので、しまいには「無職一名通りま~す!」と言われるかも知れない。(被害妄想)

業者からすれば数ある家の一件だが、我が家からすれば命運を握っている大事な業者なので、無事に終わることを祈るばかりである。