31から始めるブログ

日記、雑記、時々ペイント

至高の嗜好について思考を施行する

タイトルで力尽きる系無職。

嗜好品について、広辞苑では『栄養摂取を目的とせず、香味や刺激を得るための飲食物』と説明されている。「体に悪いものほど美味い」という言葉があるのも頷ける。

お酒は少量しか飲めない。

30を超えてもアルコールで酔うという経験が未だかつてなく、酔うラインより遥か手前で飲みすぎによる気持ち悪さがやってくる。

特にビールは飲みにくさも相まって、会社の飲み会で「とりあえず」で用意された生ビールを一杯も飲みきれない。

「記憶が無くなるまで飲んだ」なんてのは自分にとっては未知の領域である。

 

お酒への耐性は飲みにケーション(笑)という言葉が市民権を得るぐらい会社内で有利に働くので、自分は居酒屋ではなく喫煙所で同僚との距離を縮めていた。自分はこれをタバコミュニケーション(爆)と勝手に呼んでいる。

タバコはお酒と違って他人にぐいぐい勧められず自分で吸うペースを決められるので助かる。

20の誕生日から吸い始めた銘柄はブラックデビル。匂いは激甘で、もはやフィルターから甘い。キャスターが好きな人は違和感なく吸えると思うがコンビニには売っておらず、いわゆる「たばこ屋」で購入できるものなので、転居をするたび購入に一苦労する。

珍しい銘柄かつ真っ黒なタバコの時点で周りから興味を持たれるので、出張先などで知らない人から話しかけられることもあった。素晴らしきかなタバコミュニケーション

これでいけるかと思いきや、今や世界的な禁煙ブームで圧倒的な向かい風に晒され、タバコの火も消えそう。マナーの悪い人は目立つし多いから仕方ない。

映画やドラマの登場人物は渋い顔でタバコを吸わなくなったし、世の流れというものは人が作ってるんだなと改めて感じさせられる。

コンビニ横の灰皿は昔から同じ形で存在しているはずなのに、世間からポツンと取り残されたオブジェのように見える。

とはいえ嗜好は迷惑をかけない限り他人にとやかく言われるものではないので、マナーを守りつつ、周りからの「早く働け」というプレッシャーを煙に巻いていこうと思う。タバコだけに。お後がよろしいようで。