31から始めるブログ

日記、雑記、時々ペイント

WBC(我が国ベースボール超強い)

WBCの視聴率が連日とてつもない記録を出し、予想以上の盛り上がりを見せている。かくいう自分もかつては野球小僧だったので、選手のプレーをテレビ越しに見て「うへー」とか「うおぉぉ」とか唸ってる。

中でもMLB出身の選手達は随所で「流石メジャーリーガー」と思わせる言動が多かった。攻守の活躍は勿論のこと、チームの盛り上げ方や各選手への気遣いにも余裕が感じられた。

WBCの面白いところは、全参加者がプロの選手というわけではなく、国によって参加者の背景が全く違うところにもある。特に予選で戦ったチェコは、どの選手も普段は別の職業で働いている珍しいチームだ。極端な話、国レベルの草野球チームと言っても過言ではない。噂では「WBCのメンバーに選ばれたけど有給取れなかったから欠席します」なんてこともあったらしい。日本じゃ芸人ですら考えつかないハプニングである。

それぐらい野球文化が薄い国だとMLBのトッププレイヤーに太刀打ちできるわけがないと思いきや、意外と善戦していた。150km/hを超えるピッチャーがひしめくメジャーで鍛えられたオータニ・サンでも、120km台のストレートと100km台のチェンジアップを使う軟投派のピッチャーに三振を取られたり、なかなかタイミングを合わせられずにいた。結果的には勝ったものの、野球の奥の深さを再確認できた試合だった。

チェコのピッチャーは三振に取った球を嬉しそうに持ち帰っていた。微笑ましすぎる。

チームスポーツは単純な身体能力の高さだけでなく、選手同士の相性を考えた戦術も勝敗に関わってくる。今回のような試合は選手の能力が見事に刺さった、正に『適材適所』の好例だと思う。

 

自分も無職だけどどこかに刺さると思うので誰か拾ってください。