31から始めるブログ

日記、雑記、時々ペイント

タダほど高いものは無い

知らぬ間にはてなブログが『記事の有料販売』なる機能を付けていた。

元々アフィリエイトで稼ごうとしている人は無料で記事を貼って広告や商品をクリックしてもらえばいいだけなので、そちら向けではなさそうである。

やはり「30を超えた独身無職はこれで一攫千金を狙いなさい」というお告げか(見当違い)。

有料販売の提携アプリの名前は『codoc』というらしい。

「『こどく』って、孤独な自分にピッタリだな」とか「まさかこれで稼ごうとする者同士で潰し合う蠱毒という意味か?」とか思ってたけど、正しい読みは『コードク(購読)』だった。マンモス恥ずかピー。

隠しても仕方ないが、ブログを書く以上は多少なりとも承認欲求がある。本当に備忘録やメモ帳として残すだけなら、スマホのメモアプリやパソコンに標準搭載されているメモ帳に記入すればいい。

全世界に公表している以上、心の奥底では周囲のリアクションを期待している。スターが付くだけで嬉しいし、特に記事に対するコメントを貰えると、家にいながら一種のコミュニケーションをとれているように感じる。

こういうやり取りは自分の記事が無料だからできている。無料だから自分も思いついた文章を気ままに書いてるし、読者の人も無料だから気軽に訪れてくれる。

ここに1円でも介入してしまえば、読者は金額に見合った内容を自然と要求するようになる。もちろん自分も金額に見合った記事を書く『責任』が生まれる。しょうもないギャグを書く度に読者登録数が減っていくことだろう。

つまりこの機能は、『元々読者が4桁ぐらいいて普段から読者のQOLを上げるような記事を惜しげもなく書いていた人が自分自身の価値に気付くための鬼に金棒的なシステム』だと思われる。長い。

はてなブログ的にはどういった形であれブログ界隈が賑わうことこそが至上命題だろうし、試行錯誤の結果の一つが今回の新機能なんだと思う。

自分に合う、自分でも使えそうな機能が出たら乗るしかない、このビッグウェーブに。