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日記、雑記、時々ペイント

職に適正あれど貴賎なし

今週のお題「やったことがあるアルバイト」

今無職だけどバイトなら語ってもいいだろうという自信に満ち溢れてる無職である。

大学1,2年の時は友人と一緒に短期派遣、3,4年では同級生に誘われて塾講師のバイトをしていた。

短期派遣は1~3日ほどの作業を自分の希望で受けられる。自分がやったことがあるのは、ホームセンターの搬出入作業、パチンコ台の組立、缶コーヒーのおもちゃ取付、ショッピングモールの駐車場誘導員などである。

いずれの現場も、年齢から風貌まで千差万別だった。

搬出入のバイトは、何度か経験しているのか同じ立場でもテキパキ指示を出す人がいた。コミュニケーションも上手く、背が低いながらも筋骨隆々でSASUKEに出てもおかしくなさそうな人だったので、友人と勝手に『サスケさん』と呼んでたりした(若気の至り)。

パチンコ台の組立と缶コーヒーのおもちゃ取付は工場でのライン作業で、やってるうちに「あっ、自分の集中力では続かない仕事だ」と断定した。

「そろそろ2時間経ったかなぁ、まあどうせ1時間ぐらいなんだろうけど」と何気なく時計の方を振り返るとまだ20分だった時の絶望感を何度味わったことか。

ここまで来ると一種のスタンドのようなものである。

「グッ……!首が勝手に時計の方に向きやがるッ……!!『こいつはヤバい』!」と一人で何かと戦ってた。

駐車場の誘導員はさほど難しくはなかったが、時期が悪いと一気に地獄と化す。

今のような梅雨時は合羽着用で夏を超える極限状況となるので、お客としてモールを利用する人は誘導員に優しくしてやってください。

塾講師は「塾のタイプによって適性がかなり変わる」という結論に至った。

大別して『ある程度勉強できる子を更に伸ばすための塾』と『勉強嫌いの子を机に向かわせる塾』とあると思う。

自分は後者の塾だった(入るまで知らなかった)のだが、まあ大変だった。年頃の子を持つ親御さんの気持ちが少しわかった気がする。

どうにか一人をやる気にさせても、同じ空間に遊ぶ子が多いとすぐに集中力が切れてしまう。他の講師と協力してタイミングを合わせて勉強させ、遊んでる子の数を半分以下に減らせば少しずつ自重してくれた。

どのバイトも決して「やって損だった」ということは無く、むしろ「ここで頑張ってる人がいるから経済が回ってる」という社会経験を積めた。

職に貴賎なし。だけど自分に何が向いてるかが未だによくわかってない就職難民である。