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日記、雑記、時々ペイント

開けろ!誤字警察だ!

無職の一日は基本暇なので、ネットサーフィンをする機会が自然と多くなる。するとネット掲示板SNSなど、あらゆる場所で文章の羅列を目にする。

面白いネタだろうと政治的主張だろうと、自分は文章を読む際に頭の中で声に出しているため、誤字があると非常に気になって仕方ない。気になりすぎて夜も8時間しか眠れない。

特によく見るのが「意外」を「以外」と書くパターン。声に出すと明らかにアクセントが違うので、これを見つけると「んあぁぁ」ってなる。指の関節がポキッと鳴りそうで鳴らない感じというか、ジグソーパズルで形の合わないピースを無理やり嵌めようとしている感覚に似ている。

漢字はそれぞれに意味があって初めて単語を形成するのに、全く当てはまらない所に使われると気持ちよくない。「書き込みを送信する前に読み返してくれ」と常々思う。

「字が違ってても主張が伝わればええやろ」というのも分からなくはないが、文章に誤字があるとそれだけで説得力が失われる。それが力強い文章であればあるほど、「立派な主張をしてるけど、この人自分の書いた文章を読み返さない人なのかな。そんな人の文章じゃ響かんな」と思われても仕方ない。

ここまでの文章を見ても「やあやあ言うとるけどお前無職やないかい」と思うだろう。まさにその通りだからこれ以上は何も言うまい。

 

余談だが、誤用に関しては「辞書に載ったりする前から『言葉は変化するものだから』と正当化するのは違う」と思っている。

東京五輪で意味が変わってしまった『中抜き』という単語を聞く度に「いや正反対だろ。今回のは言うなれば『ピンハネ』だろ」と思っていたが、ピン(1割)をもらうどころかピンだけ残すレベルの搾取だったので『中間搾取』のほうが正しいのかも知れない。