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日記、雑記、時々ペイント

親のスマホ 子知らず

実家で無職ライフを謳歌していると、親がスマホに関してあれこれ質問してくる。

両親は60代で機械系にうんと弱い。もし自分がショップの販売員だったらいくらでもぼったくれそうだと思ってしまうレベルである。

母は結構な頻度で前回教えた内容を忘れていて、「変なメール来たから右上のあれをポンってやってピャッてなると思ったらならないんだけど助けてー(原文ママ)」と電話でSOSを出してくる。うむ、わからん。

父はある程度慣れてきているが、夕食後から寝室に行くまでYouTubeのトップに出てくるショート動画を延々眺めている。TikTokから流れてくる若いチャンネーの動画に古い曲が使われているせいかちょくちょく手が止まっているが、ザッピングを繰り返しているので情報オーバーロードにならないか不安である。

加齢によるものか生来のものなのか不明だが、両親は新しいものに挑戦したがらない。キャッシュレス決済も自分がやっているのを教えてようやく利用し始めた。

今まで現金で問題無かった安心感がある分、会計のスムーズさやポイント等の利便性を説いてもなかなか理解を得られなかったが、父は実際に自分がauPayを使って莫大なPontaポイントを持っていることを証明したら納得してくれた。母は「よーわからん」の一点張りで折れなかった。

新しいシステムを教えた分「これどこ押すの?」「店員さんにどの画面見せるの?」「チャージってどうするの?」という質問が増えたのは、家計の負担を抑えるための致し方ないコラテラルダメージだと思って頑張って教えている。

何回も同じ質問をされるとこっちも対応がおざなりになってしまうこともあるが、それと同時に「自分が子供の時はもっと長い間迷惑かけてたのによく育ててくれたな」と親の忍耐力の高さに脱帽+感謝するようになった。謝謝。