「麻雀漫画って好みが分かれるなぁ」と思っていた矢先にお題が目に入った。その時、無職に電流走る……!
裏ドラが乗りやすい平和も好きだし、待ちが読まれにくい七対子も好きだが、自分がつい作りたくなるのはチャンタ(混、純問わず)である。
作りやすく代表的な役であるタンヤオの正反対を地で行く役なので、世間の流行りについ逆らってしまう自分がシンパシーを感じるのは当然の帰結といえよう(ざれごと)。
チャンタは鳴いても可能とはいえ形が作りにくく、鳴けば待ちがバレやすい。戦局を見てから手を変えるのも難しく、両面待ちで安目の選択を迫られることも少なくない。
しかし早い段階でテンパイできれば端牌は他家からこぼれやすく、面前純チャンならリーチの時点で満貫確定。形作りも暗刻の数によっては混老頭、下手すれば清老頭にも化ける可能性を秘めている。伸びしろですねぇ!
このポテンシャルの高さに自分がシンパシーを感じるのは当然の(たわごと)。
結局のところ、配牌にかなり左右されるので初めから狙わない(狙えない)局のほうが多かったりする。しかし、だからこそ配牌という運を味方につけ、平気で赤ドラを捨てて他家を震え上がらせ、これなら大丈夫だろうという安易な逃げ思考から捨てた牌を一瞥して「ジジイ、その牌だ……!」とゆっくり手牌を倒していく瞬間がたまらねえんだ!(超無礼)
麻雀漫画は意外と汎用性の高い名言格言が多いので、麻雀に詳しくなくても読んでみることをオススメする。タイトルで使った『哭きの竜』は個人的に好きだし、福本伸行先生の代表作とも言える『アカギ』もいい。
アカギを読んだら『天─天和通りの快男児─』まで是非読んでほしい。麻雀要素は薄まるが、死生観について一考させられる面白い作品だと思う。
顔を合わせてのリアル麻雀は割と個人の性格が出るので、次に働く会社でも麻雀を打てる人がいたらいいなぁと思う無職であった。
まあ自分は背中が煤けてるというよりケツに火がついてるんだが。