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日記、雑記、時々ペイント

遅れてきた勇者たち

春の選抜高校野球が始まっているが、今日は我が岡山代表の創志学園が勝った。ええ感じええ感じ。

甲子園を見ていると、その昔VHSで録画していた『緑山高校』のアニメを思い出す。緑山高校は自分が生まれる前にヤングジャンプで掲載されていたので、アニメのほうしか観ていない。

球漫画は理論的なタイプ(ダイヤのエース、おおきく振りかぶって等々)から非現実的なタイプ(巨人の星、DREAMS等々)まで色々あるが、緑山高校はそんなの関係ねえと言わんばかりに小細工なしでぶっ飛んでる。打順をじゃんけんで決めたりとか。

主人公の二階堂貞治はピッチャーで、投げれば180km/h超えの剛速球、打てば場外ホームランと規格外のパワーを誇る一方、傲慢な性格も規格外で、気分が乗らなければ棒球をど真ん中に投げたり適当にスイングして三振したりとやりたい放題である。

これを諫めるのが周りのメンバー……と思いきや、他の面子もなかなかにキャラが濃く、根底には『自分が目立ちたい』という野望を全員が抱えている。チーム打率が2割ほどしかないのに、「大阪観光したい」とか「アメリカに行きたい」などの欲求を全員が持ったら急に覚醒する現金な集団である。

アニメはキャラクターの声がよく合っていて、特に二階堂の声を演じる千葉繫さんとキャッチャー犬島の声を演じる玄田哲章さんのふざけ具合がビーストウォーズみたいで面白い。

キャプ翼を彷彿とさせる十頭身ぐらいの体格と昔のアニメ特有の気合の入った手書きアニメーション(静止画に集中線のパターンも多いが)で迫力のあるアニメになっている。

そして一番のオススメである主題歌が自分はかなり好きで、初めて聴いた時から25年ぐらい経っていても歌詞をしっかり覚えている。カラオケでは必ず歌う曲である。(2回ぐらいしか行ったことないけど)

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ぶっとんでいるけど中身はしっかり熱いので結構ファンがいたりする。

球漫画はこれからも増えていくと思うが、このアニメは何歳になっても不朽である。

創志学園がんばえー。