ゲームでたまにある「任務を遂行していったら最終的に依頼者が討伐対象だったでござる」パターンが好きな無職である。
最近のニュースを見ていると、何だか日本も世紀末感が出てきたなと思い始めてきた。
核の炎に包まれることは無いものの、面識の無い若者達による集団強盗や頼りない政府に対するテロ行為、果てには報道すらされない巨大事務所の性被害など、知れば知るほど目を覆いたくなる情報だらけである。
もはや上流から下流まで「自分さえ、今さえ良ければいい」という思考が行動に表れている。
昔は「お天道様が見ている」という言葉があった。こそこそ隠れて悪事を働こうとしても太陽(神様)は常にお前を見ているぞ、という戒めが小心者の悪事を未然に防いでいた。
今の時代は言うなれば「SNSが見ている」だと思う。
誰もが告発可能な撮影兼通報端末を手に持ち、一億総監視社会とも呼べる時代である。
些細な悪事もあっという間に世界中に拡散され(大体は本人が拡散しているが)、全く関係の無い場所から予想以上の報いを受ける。
これだけ見ればお天道様よりよっぽど現実的で怖いため、今まで以上に強いブレーキとなるはずである。
しかし、承認欲求をコントロールできない人達は「SNSなら自分を見てくれる」「SNSしか自分を見てくれない」という思考に陥り、よっぽど怖いはずのSNSが引き金となって悪事へ一層のめり込む。
SNSの中では常に自分の世界が広がっているため、現実世界のいついかなる時も自分が主人公じゃないと気が済まない人間が増えている。
それはこのはてなブログ内でも言えることである。
『自分以外の人にもそれぞれ目的があってブログを書いている』ということを忘れたごく一部の人間が、運営の開発した機能を悪用したり自分をアピールするためだけに何十何百とスターを連打したり、自分本位の行動をしている。
幸い自分のブログを見てくれている方々には全く当てはまらないので本来なら触れる必要の無い話だが、どうしても気になって書いてしまうあたり自分には正義マンの素質があるのかも知れない。
まあ何は無くとも他人より自分の職を心配したほうが良さそうだ。