水曜日に書くことではないが、自分は火曜日に放送されている『開運!なんでも鑑定団』をほぼ毎週観ている。
ぶっちゃけ自分は芸術や骨董関係に全く明るくなく、美術館や骨董品屋にも行ったことが無い。
しかし、番組の構成が上手いのか、その依頼品の歴史紹介や出演者が面白いので観続けている。
特に出張鑑定で「妻に内緒で買った」だの「借金のカタに貰った」だの「横山大観の掛け軸」だのといった死亡フラグ乱立の依頼はワクワクする。
依頼人以外の身内が冷めてる中、本人評価額100万円の品が2000円だったりした時の空気たるや、よくできた演劇を見ているようである。
さすがに退職金をつぎ込んで買った焼き物がニセモノで依頼人が愕然としているのは少々憐れみを覚えるが、まあ自分の意思で買ったんだから周りがどうこう言えるものではないなと思う。家族はたまったもんじゃないだろうけど。
品物によるのだろうが、ニセモノだった時にバッサリ切り捨てる鑑定士や必死に言葉を選んでフォローする鑑定士がいて面白い。
「値段が安いからといって簡単に捨てたりせず、普段使いの品として大事に使ってその人だけの価値を育んでもらう」というのは、貨幣が生まれて物の価値が統一された時代における一種の真理だと思う。
いい仕事してますねぇ。