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日記、雑記、時々ペイント

目下の課題『コミュ力』

天気の悪い日は洗濯物をコインランドリーにぶち込む係に任命されている無職だが、田舎とはいえ他の利用者と鉢合わせすることが時々ある。

一応自分が不審者ではないアピールも兼ねて挨拶をし、それ以外に特に話すことも無いのでいそいそと洗濯物を畳むのだが、年配の方だと挨拶だけに留まらず、世間話を仕掛けられることがよくある。その瞬間の緊張感は、さながらポケモンでだいぶ離れた距離から「!」マークを出された時のようである。

別に相手からの接触を拒否する気も無いので会話をするが、「自分から話しかけることができる」というのは、非常に羨ましいスキルだと思う。

自分の場合は世間話をしようにも「失礼に思われそう」「この話題はタブーかも知れない」等々何かしらの悲観的理由をつけて結局行動に移せない。

それのせいで在職中も関わりの薄い社員と「何気ない会話」というものができず、自称『仕事の話しかしないくせに仕事ができない奴』という厄介な存在になっていた。

ベテランの先輩社員は個人宅への訪問でお客さんの心にするっと入り込める話術を持っていたのが羨ましかった。

一度そのコツを聞いたが、「変に構えるな」「相手に興味を持て」「年をとれ」とアドバイスされた。

確かに自分は自分のことしか興味が湧かないし、社員とお客という立場に拘って一定以上の距離を保つ癖があったので身に染みた。若いうちはどうしてもお客さんにナメられることが多いので、ある程度は仕方ないと諦める姿勢も必要だと言われた。

今後の就活で面接は避けては通れない道なので、コインランドリーを筆頭に鉢合わせた人には我がコミュニケーション練習の礎となってもらおう。通報だけは勘弁していただきたい。