31から始めるブログ

日記、雑記、時々ペイント

マリアナ海溝で潮干狩り

特別お題「わたしがブログを書く理由

お題の深さと自分の浅さの高低差で耳キーンなりそう。

そもそも自分のブログ開設に崇高な理由など無く、ただ「無職になって何もしてないのはヤバいのでは」という漠然とした不安から逃げるように始めただけである。うーん、浅い。

購読しているブロガーさんが先に書いていた記事を見たが、「ブログを通して自己実現したい」という大きな目標を掲げている人だったり、「そこにブログがあるからよ」と登山家じゃないけど遥か高みにいる人だったり、見れば見るほど自分の浅さにダメージを受けたのは秘密である。

文章を書くことは好きだし、前職での朝礼でそれっぽいスピーチをすることも難なくできた(心臓はバックバク)が、自分のブログとなると『何をどう書けば正解なのか』が不明瞭になり、初めは方向性が定まらなくて苦労した。

とはいえ、暗中模索状態でも半年書いていると開き直りというか心境の変化があるもので、スターやコメントを貰ったり読者登録してもらったりという経験を通じて、行き場を失っていた承認欲求が満たされて「好きなように書けばいいや」となった。我ながら単純な人間だと思う。

ブログもただ更新するだけでなく、他のブロガーさんの記事を見て「もっと面白い記事を書こう、もっとユニークな絵を描こう」という意欲が湧くことも多々ある。家で座椅子に座りながら口半開きで求職活動をしている無職に向上心が生まれるなんて思いもしなかった。

ブログは目立つ目的でなくても個人的な備忘録だったりでかいX(旧Twitter)のような使い方もできるし、ブログを始めることによるデメリットは一切無いように感じる。もちろんあまりに過激な内容だとか公序良俗に反する記事だとかはお仕置きされるだろうけども、自分の考えを整理したり気持ちを吐き出す場があるというのは大切だと思う。

現在はてなユーザー数は1000万人を超えているらしい。もしかしたら自分が旅行に行った時にすれ違った人がはてなユーザーかも知れないし、新幹線で隣に座った人が自分の購読しているブロガーさんかも知れない。

そう考えると、普段下がりがちな視線も自然と上がってくる。周りがよく見えるようになる。新しいネタが見つかる。ブログが面白くなる。

ブログを始めた理由は単純だが、ブログを続けている理由は「楽しいから」ともっと単純かも知れない。

何だかブログの理由というより外部の人にブログ開設を勧める勧誘の文章になってしまったが、「テーマに沿った文章を書けない人間であってもブログはできる」ということが伝われば本望である。