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日記、雑記、時々ペイント

爪で拾って箕でこぼす

今週のお題「こぼしたもの」

以前のお題でアイスをこぼしたことを書いたからネタが無くなっちゃったワ!

hamu-oh.hatenablog.com

仕方ないのでアプローチを変えてみる。

改めて『こぼす』という言葉の使用例を考えた時、ボールだったり飲み物だったり、割と手のひらサイズ以下の物に使っているように思える。あるいは勝機をこぼすとか愚痴をこぼすとか、不定形な物にも使える。

まあ他人から聞く愚痴は『こぼれる』どころかこっちが『溺れる』ぐらい大量の場合が多いんだけども。あ、つい親父ギャグをこぼしてしまった(お題回収)。

大きい物が対象だとシンプルに『落とす』になる気がする。洗濯物を取り込んだ時にシャツが手から離れても「シャツをこぼした」ではなく「シャツを落とした」と言う。でもパンツや靴下の場合でも『落とした』になるか。うーん、難しい。

となると、『こぼす』はどれぐらいの規模まで適用されるのだろう。ペヤングの湯切りに失敗してシンクにだばぁするのは『こぼした』レベルで済むのだろうか。それともカップ焼きそばだけは特別に『だばした』みたいな言葉が生まれるのだろうか。

書いていて気付いたが、『こぼす』対象になるのは『一度自分の手中に収まった物』だと思う。悪い意味で使われがちな言葉だが、裏を返せば、一度それを手にしたからこそ使える言葉なのである。

ボールをこぼせるのは一度掴んだ人だけだし、愚痴をこぼせるのも心の大きな動きを経験した人だけである。何かをこぼせる人は、それだけたくさん挑戦してきたのだからもっと誇っていいと思う。

ちょっといい話にできたと思うのでここらでお開き。私は再びカメムシを討伐しに行きます。