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日記、雑記、時々ペイント

フィルターという名の化けの皮

我が家は今時の世の中では珍しいぐらい家族仲がいい自信があるが、それでも愚痴的なものは出てくる。

もちろん家族も自分に対して言いたいことは山ほどあるだろうから多くは言わないが、個人ではなく家族全体に関わる部分には文句を言わせてほしい。

とりあえず今日は父親の話だけだが、まあ恐ろしいほどに『半額シール』に弱い。基本的に冬は鍋にすることが多く、それだけで全員がお腹一杯になるよう兄が具材を調整しているが、「今日は鍋にする」と決めたにも関わらず何故か半額シールのついた総菜をポンポン買ってくる。

見かねた兄が「いやこれ食べきれないでしょ」と言うと必ず「誰だこんなものを買ったのは!」とひとボケ入れてくるのだが、連日やられるので兄も最近は割とマジのトーンで「なんで買ってきてんの?」と注意する。

更に自分が体調を崩してからは揚げ物を控えるようにしている(そもそもダイエットのため夕食時には止めてほしい)のだが、お構いなしに半額コロッケ(4枚入り)などの重いものを買ってきて兄が注意→いつものボケという流れを繰り返している。あまり言うと「じゃあ明日に回すか」といかにも名案みたいなことを言うが、ただでさえ半額シールが貼られてるものは翌日に回せないし、油ものは特に酷くなる一方である。

ダイエットにおいて一番気を遣う夕食がこんな体たらくなのに、自分と兄に「早く痩せろ」と言ってくるのは結構カチンとくる。

父親というフィルターを外して一個人として見たくはないのだが、「ああ、追い詰められたらこういう風に誤魔化すんだな」とか「こっちがキレてるのに可能な限り責任を他人に擦り付けるんだな」という風に思うと、本人の性格や加齢による老化という嫌な現実が見えてしまう。

頼むから自分の前では昔からある『頼りになる父親』像を保ってもらいたい、と思うのは子供のわがままだろうか。

愚痴で筆が進む自分が嫌になるぜ。