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日記、雑記、時々ペイント

キャッチボールで消える球を投げる奴

自分は本当に会話が苦手である。

在職中はジョブローテーションが頻繁に行われていて、営業職に就いていた時にお客さんからのクレームで鬱になり休職していた時期があった。

復職後は別の部署に異動したものの、それ以来『相手にマイナスに思われる』ことを過剰に恐れるようになり、弁明を先回りでするようになってしまった。

現在は実家でゴロゴロしているが、平日は早起きした母親がコーヒーを作って家族のカップにそれぞれ注ぎ、仕事に出かける。自分が朝食をとる時には冷めているので必ずレンジで50℃まで温める。

しかし、母親が休みの日は同じ起床タイミング故にコーヒーが出来たてのため、滅茶苦茶熱い。

そのため今日は先にカップに氷を入れたのだが、母親が「え?氷入れるの?」と聞いてきた。

その瞬間自分の中で母親が「氷を入れる→息子はアイスコーヒーが飲みたい→わざわざホットから作らずに市販のアイスコーヒーを買ったほうが良かったかしら」という思考になっていると思い、「いやいや違うよ」と答えてしまった。

母親からすれば、目の前で息子が氷を入れたのにそれを指摘すると否定されるという訳のわからない展開になっている。イザナミか?

「氷入れるの?」「今日は入れるよ」「アイスコーヒーのほうが良かった?」「いや、コーヒーが出来たてだと熱すぎるから氷で少し冷ましたかった」となるべき会話を勝手に短縮した挙げ句、いたずらに親を混乱させてしまった。

「相手はこう思っているだろう」という予測すら当たっているかも分からないのに、それを前提に言い訳を開始する自分の悪癖はなかなか治らない。

会話のキャッチボールは難しい。