31から始めるブログ

日記、雑記、時々ペイント

SEOと自己表現のあいだ

ブログのアクセス解析のページを見ていたら、はてなブログだけでなくGoogleからのアクセスが時々あることに気づいた。中でもよく見られているのが、ブログを始めて1か月ほど経ったあたりの何の変哲もない記事である。

hamu-oh.hatenablog.com

試しにタイトルの『生産的な趣味』を検索窓に打ち込んでみると、上から15番目に自分のブログが表示される。更に『生産的な趣味 ブログ』と打つと3番目まで浮上してくる。なんか嬉しい。

老若男女問わず「なんかいい趣味無いかなぁ」と悩む人はいつの時代もいるだろうし、恐らく「どうせなら生産的な趣味がいいかなぁ、ブログってどうなんだろ」と思ってそのまま検索する人が時々いるんだと思う。

そして自分のブログを見て「こんな低レベルなブログでもいいのかよ、じゃあやってみるか」と思って始めてる人がいたら幸いである。

別にこのブログが検索結果の上の方にいようと下の方にいようと構わない(と言いつつほんのちょっとアピールしたい気持ちもある)が、この件で『ブログを目立たせる上でのタイトルの重要性』を再確認した。

Googleが検索窓に打ち込まれた言葉と合致するサイトを探す以上、多くの人が打ち込みそうな言葉=普遍的な言葉をタイトルにするのがSEO的には正解である。はてなブログがAIによるタイトル作成サービスを始めたのも頷ける。

しかし悲しいかな、小さい頃から吉本を見ていた自分はタイトルの時点で何かしらネタを挟まないと気が済まないのだ。そういう意味では、『生産的な趣味』という何の捻りも無いタイトルは過去に滑ったネタタイトルよりも愛着が湧かない。今回のタイトルも『冷静と情熱のあいだ』をもじってるって何人が気づくのやら。

そして無駄に捻った言葉はまともな感性を持った人達が検索するはずも無く、自分のブログはネットのマリアナ海溝を漂うのだ。はてなブログ界のスネイルフィッシュ(世界一深い場所で確認された魚)とは俺のことよ。

とりあえず『自分のブログ』を知らせたいならAIを駆使してマジョリティの言葉をタイトルにし、『自分』を知らせたいならAIに頼らず自分の中で浮かんだタイトルにするのが良さそうだ。

どちらが上か下かではなく、どちらを優先するかというだけの話なのであまり深く考えるものでもないか。

面白いブログ、これからも出てこいや!(高田延彦)