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日記、雑記、時々ペイント

火のない所で煙草は吸えぬ

いつものようにネット掲示板を徘徊していたら、個人的に興味深いニュースを見つけた。

news.yahoo.co.jp

もはや世界的に向かい風に晒されているタバコ業界も、遂に根絶される時が来たのかも知れない。自分はニコチン依存症でもなくマナー(思いつく範囲で)を守って適度に吸っているが、一昔前はテレビの出演者がスパスパ吸っていた。

BSでは時々昔の刑事ドラマが放送されていて、最近はあぶない刑事が連続放送されている。自分は親がVHSに録画していたものをよく見ていたため懐かしさに浸っていたが、よく見るとシーンの殆どでタバコを吸っていた。

事務所では一人ひとりの机に灰皿が置かれ、会議室ではトップの課長が事件の説明をしているところを残りのメンバーが全員喫煙しながら確認。舘ひろしがタバコを片手にかっこいいセリフを吐き、柴田恭兵が咥えたばこで返事をする。

今ではとても考えられないが、それでも今見てもかっこいいから不思議である。

そういえば前の職場でも、喫煙室にいたおっちゃん社員に「昔は新入社員が先輩の灰皿を用意してたんだよ、考えられねえよな」と言われたことがある。

今でも職場によっては上の人間が「酒を飲めない奴は~」とか「喫煙所のコミュニケーションが~」というスタンスの所もあると聞く。時代遅れと言えばそれまでだが、当時の本人の周りではその価値観が正解だったはずである。彼らもまた被害者だ。

最近ではドジャースの開幕戦で韓国に取材に行った宮根誠司が禁煙エリアで電子タバコを吸ったのを警備員に咎められ、その警備員が去った後にまた吸っていた様子を撮られていた。

結局タバコじゃなくてそれを利用する人の意識の低さが必要以上の向かい風を生み出したのだろう。

現在タバコやお酒という嗜好品には、かなりの税金が上乗せされている。タバコは年間約1兆円(国税地方税)、お酒は約1.2兆円だとか。改めて考えると半端ない。

イギリスを皮切りに、いずれ若者だけでなく国民全体、そして販売だけでなく使用も禁止となった場合、それと同時に消える税収はどこから補填するのだろうか。

それだけ貴重な財源となっているものだから、タバコとお酒だけ無くなってハイ終わりというわけにはいかなそうである。最悪の場合、所得税など多くの国民が関わるような他の税金が上がるかも知れない。

決して「俺から嗜好品を奪うんじゃねえ」と言っているわけじゃないよ、ホントだよ。